「スタッフのコラム」を更新しました!(R7.1.16)
子どものやる気を高めるには?
あけましておめでとうございます。今年も相馬フォロアーチームをどうぞよろしくお願いいたします。
1月は、子どもにとって冬休みから学校生活へと戻る時期です。中には「やる気がなかなか出ない…」というお子さんもいるかもしれません。そのような姿を見て、保護者の方が不安になることもあると思います。そこで今回は、先月私たちが行ったワークショップでお話しした内容をもとに、『やる気の仕組み』についてご紹介します。
やる気のことを心理学の用語で、『動機づけ』と呼んでいます。動機づけには、大きく分けて二つのタイプがあります。ひとつは外発的動機づけといって、ごほうびや評価、叱られたくない気持ちなど、外から与えられる理由によって出るやる気のことです。もうひとつは内発的動機づけで、好奇心や興味、「やってみたい」、「できるようになりたい」といった気持ちから自然と湧いてくるやる気です。
外発的動機づけは、行動のきっかけとしてはとても有効です。たとえば「宿題が終わったらゲームをしていいよ」といった約束をすれば、子どもが行動するきっかけとなりますが、ごほうびや評価がなくなった途端にやめてしまったり、やること自体が負担に感じられたりすることもあります。一方で内発的動機づけは、行動が続きやすく、本人の成長につながりやすくなります。
子どもの内発的動機づけを高めていくためにためには、日常の中で「子どもに選ばせる」経験を少しずつ増やしていくことが大切です。たとえば、宿題を始める時間や取り組む順番、学校の準備の進め方など、大人から見れば「こうした方がいい」と思う場面でも、まずは本人の選択を尊重してみます。もしうまくいかなかったときは、「どうしたら次はやりやすそう?」「どこが大変だった?」と振り返りながら、次の方法を一緒に考えます。もちろん、何でも自由にするわけではありません。安心して取り組むための枠として、必要なルールは設けつつ、子どもの意見を取り入れていきます。そうすることで、子どもが自分で考えて動くきっかけになります。
こうした“見守り”の関わりを積み重ねていくことで、お子さんの内発的動機づけを育てていけるはずです。お子さんと関わるときのヒントとして、よければ参考にしてみてください。
【引用文献】岩田かおり(2023)自分から学べる子になる戦略的ほったらかし教育. ディスカヴァー・トゥエンティワン.
飯高
