相馬フォロアーチーム

相馬フォロアーチームの活動拠点、LVMH子どもアート・メゾン 

理事長あいさつ

 過日、ある学校を訪問する機会を得ました。
 授業中の子どもたちの様子を廊下から参観させていただきました。特別支援学級の授業です。4人の子どもに担任の先生が1人ついているのです。先生の補助をする支援員の方も配置されているようです。これが少人数学級なんだなと思いました。
 子どもたち一人一人に教師の目が行き届いていました。子どもたちの楽しそうな様子が廊下からもうかがい知ることができました。今の教育がこのようにも充実したものになっているとは、まさしくカルチャーショックです。戦前の教育を受けた私にとっては、目から鱗の状態でした。
 子どもたちは、教師の質問をうなずきながら、つぶやきながら聞き、積極的に手を挙げています。表情もとても豊かで、学習することが楽しくて楽しくしょうがないといった様子。子どもにとって充実した時間を過ごしていることが見て取れました。とても印象的でした。

 相馬フォロアーチームは、東日本大震災直後に子どもたちの心のケアを目的にして設立しました。過日参観させていただいた授業のように、きめ細かに、そして人間味あふれた相談を続けてまいります。
 今後もより一層のご支援をよろしくお願い申し上げます。

 

 令和元年5月

                                                                           理事長 羽根田万通

「第2回心の相談会」開催のお知らせ(R1.9.11)

 相馬フォロアーチーム主催「心の相談会」のご連絡をさせていただきます。

テーマは「子どものほめ方」です。子どもの良い面への注目の仕方,評価の仕方についてお話します。子どもの状態をどう捉え,どのように関われば良いのか,一緒に考えましょう。

なお,ご参加をいただける場合は,お手数ですが下記の方法でお申し込みください。

 

開催日:20191016日(水)

場所:LVMH子どもアート・メゾン

受付開始時間:1330

講演:140015:30(講演内に質疑応答の時間を30分程度設けます)

対象:相馬市の保護者の方・支援者の方(定員20名)

申込締切日:2019109日(水)

お問合せ・申し込み方法:申し込み締め切り日までにお電話/FAX(添え状不要)またはQRコードにてお申込みください。

連絡先:TEL 0244-35-6200   FAX 0244-35-6215

 

※土日・祝日は電話対応できかねます。

※応募者数が規定の人数を超えた場合、そこで受付を終了させていただきます。

当日は案内係の指示に従い、LVMH子どもアート・メゾン駐車場、もしくは第2駐車場をご利用ください。

第2回 心の相談会
第2回 心の相談会.pdf
PDFファイル 583.5 KB

「スタッフのコラム」を更新しました!(R1.7.31)

「信じるということ」

 とある相談者の話。いわゆる不登校傾向とされるAさんとその母親の話である。

 初めて会ったとき、Aさんの表情や状態を見て、内心<少し時間がかかるかもなぁ…>と思うほどだった。しかし面談を継続していたある日、母親からAさんが単発で運動会に参加することができたと報告があった。しかも驚くことに徒競走で1位をとったとのこと。「どうして運動会だけ参加できるの?」といった周囲や母親の疑問に対して、私は感覚的なものであるが、<Aさんには隠されたエネルギーがあるんですね。それが今は発揮できていない状態なのかもしれませんね>と伝えた。母子は暑い日も寒い日も相談室に足を運んでくれた。

 出会いから約1年が経ち、Aさんは少しずつ学校に登校するようになった。家族や学校の先生たち、友だちなどの周囲の支え、そして自分自身の力で自分の居場所や目標を見つけようとしている。そんなある日の面談の際に、母親は私にこう言った。「先生が言った通り、Aにはエネルギーがあったんですね」と。

 

 目に見えないものを信じることはとてつもなく力がいることだと思う。この母親は、私の言葉を信じ、Aさんの回復を信じ続けていたのだと思う。信じるということ…それは治療のエッセンスなのではないかと感じる。

 

 下記に、家族心理臨床家で漫画家である団士郎先生の作品の一つを紹介したい。

 

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☆団士郎先生 木陰の物語「信じる」の一節

 

「何を信じたらいいのか!」なんてつぶやきをよく聞く。

 

あらためて、信用できる、できないは、

相手によるのではなく、自分のことなのかなと思う。

 

人を信じる能力もまた、

日常の育ちの中で

育まれるものなのだろう。

 

自分を信じる、誰かを信じる、

明日を信じる、未来を信じる。

 

言葉は簡単だが、そのような自分でいるためには

何が必要なのだろう。

 

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※なお、コラムの来談者のエピソードにつきましては、ご家族の了承を得て掲載しております。

城戸

令和元年度理事会・総会を開催しました

 6月12日、令和に入って初めての理事会及び総会を開催いたしました。
 区切りの年ということもあり、教育長の堀川利夫様よりご挨拶をいただきました。
 平成30年度の事業・活動決算、令和元年度の事業計画案・活動予算案についてご審議いただき、承認をしていただきました。
  今後ともスタッフ一丸となって、相馬市の子どもたち等の心のケアに努めてまいります。
 

R!総会資料.pdf
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「スタッフのコラム」を更新しました!(R1.6.3)

「らしさ」って何ですか?

 「SUPER BEAVER」というロックバンドの楽曲の中に、「らしさ」という曲があります。「自分らしさってなんだ?」という歌詞から始まるその曲を私が初めて聴いたのは、……随分と前のことで、もういつのことだったのかはっきりと記憶していないのですが、大学生の頃でしたでしょうか。「なんだ?」と問われて(当時の私は「問われた」と感じました)、あらまぁ、なんだろうね」とぼんやりと考えたことを覚えています。

 今でも時々「らしさ」を聴きます。流すように聴くこともあれば、歌詞にじっくりと耳を傾けることもあります。自分らしさ。皆さんはどのようにお考えになるでしょうか?

 「らしさ」というワードでGoogle先生に教えを乞うと、エリクソンの説いた「アイデンティティの確立(自分は他者とは代替不可能な存在であるという考え)と「らしさ」を結びつけて考える方が多いような印象を受けます。他にも、「本来性(自分自身の意志に基づき素直に生きていること)」という考え方と結びつけるものもありました。ちなみに私は一生をかけて捜索していくもの、もしくは、人によって「自分らしい」という感覚を得られるまでには個人差があるのではないかと想像します。「誰々さんの論文には――」等と調べたわけではありませんので、想像と表記します。

 何を言いたいのか見えなくなってきてしまいましたが、私が言いたかったことは既に中盤に書いてしまいました。「自分らしさ」について皆さんはどのようにお考えになりますか? 答えが枝分かれする事柄について考えるのも、たまには良いかもしれませんね。

岡部

「スタッフのコラム」を更新しました!(H31.4.17)

 4月は新生活が始まる時期ですね。子ども達は4月から新しい環境の中で過ごすことになる時期ではないでしょうか。

 その中でも、大きな変化を求められるのは新中学1年生と新高校1年生かと。新しい環境で生活をするにあたり、初めは周囲に自己紹介をしなければなりませんね。中には、張り切っていつも以上に自分を良く見せようとする人もいるのではないでしょうか。いわゆる「中学生デビュー」、「高校生デビュー」です。初めが肝心とはよく言いますが、心理学的に初対面の印象が強く残る現象を<初頭効果>と言います。クラスで一番初めに行う自己紹介は、あっという間に終わってしまいますが、その印象は大切ですね。

 逆に、卒業シーズンのような最後の時期に交わした話や出来事が印象に残ってしまうことを<親近効果>と呼びます。終わり良ければ全て良しと言いますので、最後の締めくくりは大事ですね。

 4月から卒業の話題を出すのは気が早いですが、初めと終わりを意識して生活すれば、メリハリも生まれるかもしれません。

守屋

「第1回心の相談会」開催のお知らせ(H31.4.12)

 

 相馬フォロアーチーム主催「心の相談会」のご連絡をさせていただきます。

テーマは「子どもの適応」です。「適応」とは、置かれた環境で生活しやすいように自らを変容させていくことをいいます。子ども達は常に適応することを求められています。それを親としてどのようにサポートしていくことができるのかを考えます。

なお,ご参加をいただける場合は,お手数ですが下記の方法でお申し込みください。

 

開催日:2019522日(水)

場所:LVMH子どもアート・メゾン

受付開始時間:1330

講演:14001500(講演後質疑応答の時間を設けます)

対象:相馬市の保護者の方・支援者の方(定員25名)

申込締切日:2019515日(水)

お問合せ・申し込み方法:申し込み締め切り日までにお電話/FAX(添え状不要)またはQRコードにてお申込みください。

連絡先:TEL 0244-35-6200   FAX 0244-35-6215

 

※土日・祝日は電話対応できかねます。

※応募者数が規定の人数を超えた場合、そこで受付を終了させていただきます。

当日は案内係の指示に従い、LVMH子どもアート・メゾン駐車場、もしくは第2駐車場をご利用ください。

第1回 心の相談会.pdf
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「スタッフのコラム」を更新しました!(H31.1.31)

 毎回のように悩むこのコラム執筆…(と小さな声でつぶやいておこう)。書く内容に困るというのも理由だが,それ以上に,前回も前々回もその他のカウンセラーがうまいこと文章を書くもので,そういったものがプレッシャーになっているような気もする。おっと,内容も決まらずうだうだと話がわき道にそれてしまうのが悪い癖…ではあるが,つらつらと書いているうちに,何となく考えが浮かんだ。今回は“ひらめき”をテーマに執筆してみたい。

 昨年,NHKの「人体精密図鑑」という番組が,脳をテーマに扱っていた。番組の内容としては,「ひらめいた!」と思った時の脳の状態は,実は誰でも同じような脳の状態に近づけることができる意外な方法があることが紹介されていた。それが「ぼーっと」することである。「ぼーっと」しているときは,脳波活動をやめているわけではなく脳の広領域が活性化する「デフォルト・モード・ネットワーク(注1)」と呼ばれる状態になるのだという。番組の司会者であったiPS細胞の研究者である京都大学の山中伸弥教授は,当時iPS細胞(注2)の研究に勤しんでいるとき,構想のアイディアが全く浮かばずに悩んでいた。ある日,お風呂にゆっくりと浸かっていると突然アイディアがぱっと浮かんできたと話した。

 目まぐるしく過ぎゆく日々をふりかえる。帰宅すると,テレビやスマホなどに時間を費やし神経を駆使する。リラックスをしているつもりが,脳波活動は活発である。たまには意識的に「ぼーっと」する状態をつくることも重要なのではないだろうか。ただ意識するとダメな気もするが…。少しずつではあるが,「ぼーっと」する世界を味わっていきたいと思う。

 城戸

 

注1)脳が安静状態にあるときに示す神経活動。脳の血流量の変化をみ  

  ると,この状態にある時にのみ,神経活動が活発になる脳の領域が

  複数存在し,互いに同期することが明らかになっている。

注2)再生医療を実現するために重要な役割を果たすと期待される多能

  性幹細胞。

 

「スタッフのコラム」を更新しました!(H30.12.04)

 12月になりました。スーパーや飲食店でもクリスマスの装飾が増え、子ども達はサンタクロースからのプレゼントを楽しみにしていると思います。この時期だけ良い子になり、サンタクロースからのプレゼントが貰えるように努力している子もいるかもしれません。良い子にしてくれると、家族は助かりますね。反対に、悪い子を狙ってくる「なまはげ」のような存在もいます。良い子にご褒美を与えるサンタクロースと、悪い子に罰を与えるなまはげでは、どちらが子育てに良い影響を与えるでしょう?

 サンタクロースは12月24(25)日に1回現れる存在です。その日を過ぎると、子どもは良いことをしてもプレゼント(報酬)が貰えなくなるので、元に戻ってしまいます。なまはげも12~1月に1回現れますが、その日を過ぎると悪いことをしてもなまはげが来なくなる(罰を受けなくなる)ので、やはり元の子どもの様子に戻ります。こういった一連の行動の変化は「強化学習」と呼ばれ、私達が日常生活を送っていても起こることです。誰でも、報酬は欲しいですし、罰は受けたくないですよね。

 年に1回の大きなイベントは子ども達に刺激を与えてくれますが、性格や行動まで変えるとなると、サンタクロースもなまはげも難しいかもしれません。大事なことは、良いことや悪いことをしたらどうなるのか、周囲の大人が寄り添いながら教えることかもしれません。

守屋

「スタッフのコラム」を更新しました!(H30.10.02)

 「言葉には力が宿っている?」

 「言霊」という言葉がありますよね。古代の日本人は言葉には霊力が宿っており、言葉で表現することによりその内容を現実にすることができると信じていました。と、突然「言霊」やら「霊力」といった文字が並ぶと「なんじゃそりゃ」と思われるかもしれませんが、「言霊」の考えに近いことを皆さんも口にしているかもしれません。例えば、「ネガティブなことばかり言わず、もっとポジティブなことを言いなさい」なんてことを誰かに言ったり言われたりしたことはありませんか? 何気ない言葉かもしれませんが、実は、言葉にすることで本当に変わってしまうものもあるのです。

 私たちが「現実」として捉えているものには、実際に起こった出来事に私たちの思考(言葉)が被さっています。つまり、言葉こそが私たちの現実を作っているのです。例えば、「どうせ毎日頑張っても良いことなんてないし……」と言う人は自分の身に起きた悪い出来事に注目していることになります。しかし「今日はすごく疲れたけど、あの出来事が嬉しかったなぁ」と言う人は嬉しいことに注目していることになります。

これらの言葉を口にした後、一体どんな気分を味わうことができるでしょうか。どんな気分を味わいたいかで、言葉の表現を変えてみるのも良いかもしれませんね。                                          

                                       岡部

「スタッフのコラム」を更新しました!(H30.7.30)

 暑い時期がやってくると、涼しい場所や冷たい飲み物が恋しくなりますね。日本では納涼のために「怪談」を聞く文化もあり、お好きな方も多いのではないでしょうか。夜のお墓や病院、学校など、暗くなっただけで何となく怖い気がします。人はどうして、見えないものに恐怖を抱くのでしょうか。日本人は、「暗い場所での生ぬるい風」が怖いとよく言いますが、インドネシアでは「死者に手向けるジャスミンの香り」が怖いそうです。怖さを連想する物が全く違いますね。思い込みによって、様々なイメージを膨らませることができます。

 画像は、バウムクーヘンを2個並べたものです。違う大きさに見えるでしょうか。実はこれはジャストロー錯視と呼ばれるもので、実際は2個とも同じ大きさなのです。

 人は思い込みによって、様々な物へ不安や勘違いを抱いてしまうようです。子供はお化けが苦手ですが、大人になったらお化けの代わりに、様々なものへ不安を覚えてしまうかもしれません。

 普段の生活の中でも、思いこみによって、実際とは違うものとして捉えていることがあるかもしれません。お化けから逃げず、夏や生活を楽しむチャンスとして捉えることができたら素敵ですね。

守屋

平成30年度理事会・総会を開催しました

 6月6日、理事や監事、会員の方々にお集まりいただき、理事会及び総会を開催いたしました。
 平成29年度の事業・活動決算、30年度の事業計画案・活動予算案について審議していただき、承認をいただきました。

 そして、理事長には羽根田万通様、副理事長には長有紀枝様、これまでの役員の皆様も引き続き理事、監事に就任されました。

 また、協議を通して、フォロアーチームの活動状況や市内の児童生徒の状況について詳しくご理解いただく場となりました。
 今後ともスタッフ一丸となって、市内の子どもたちの心のケアに対応してまいります。  

平成30年度 総会資料.pdf
PDFファイル 478.6 KB

あたたかなご支援をいただきました

 5月29日、首都圏などで「Hard Rock CAFE」などを経営されているWDIGROUPの清水謙社長様(他2名)が、相馬フォロアーチームを訪問してくださり、貴重な浄財を頂戴いたしました。ありがとうございました。
 市内の児童生徒の心のケアに、より一層力を入れて対応してまいります。

「スタッフのコラム」をはじめます。

 日に日に暑さが増しておりますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。相馬市では今夏の7月21日に原釜尾浜海水浴場が8年ぶりに再開することとなり、子どもたちは今か今かと海開きを待ちわびている様子です。

 

 さて、今年度より相馬フォロアーチームの新たな活動の一つとして、カウンセラーが様々なテーマでコラムを執筆し、HPにて更新していきたいと思っております。隔月で更新していく予定です。ご覧いただけましたら幸いです。

↓↓↓第一弾は下記になります!!

「スタッフのコラム」を更新しました!(H30.6.5)

「自分との付き合い方について」

 心が傷ついた時、私たちは涙を流すかもしれません。怒るかもしれません。でも、周囲にばれないように隠してしまうかもしれません。「これくらい平気」と無かったことにしてしまうかもしれません。そうなった時、隠してしまった、無かったことにしてしまった「気持ち」はどうなってしまうのでしょうか。

 「私」が感じている気持ちを誰かに分かるように表現しているのも、時には無かったことにしてしまうのも「私」です。自分の気持ちと向き合うことは大事なことと思いつつ、難しいことでもあると思います。他人との付き合いを大事にしていくためにも、自分とも上手く付き合えているだろうかと、定期的に見直していきたいと思う今日この頃です。

 私は自分と付き合っていくために「To Do リスト」を作っています。心の中に「お前、何ならできたの?」と問いかけてくるもう一人の自分が出現した際、「To Do リスト」をそいつの鼻先に着き付け、「今日ここに書いてあることはできたよ」と言ってやるためです。証拠を見せるとそいつは静かになって、無事に和解が成立します。自分を否定したい気持ちと自分が実際にやったこととを対峙させ、折り合いをつける、といった具合でしょうか。

 もっと自分に合った方法がありそうだなと思いながら、現在も付き合い方を模索しています。

                                       岡部

相馬フォロアーチームのパンフレットが出来ました!!

リーフレット表面.pdf
PDFファイル 450.0 KB
リーフレット裏面.pdf
PDFファイル 366.7 KB

フォロアーチームの様子

事務所便り(ブログ)は こちら

  

  

  

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