「スタッフのコラム」を更新しました!(R2.5.1)

 

 

 

 

「行動経済学について」

 

 

 

初めに言っておくのですが、私は経済学の素人です。しかも文系です。

 

行動経済学は単純な損得で人間が買い物をするのではなく、数字の他にも感情的な揺れ動きが経済活動に影響しているとするものです。ちょっと心理学っぽいですね。

 

例えば、最近よく見かけるスマホ決済をした際、買い物をして「10回に1回全額返金!」と「1割引」の広告が並んでいたとして、どちらがお得だと感じるでしょう。結論を言うとどらも同じ内容なのですが、買い手が受ける印象は変わると思います。この印象の違いが消費活動に影響します。

 

最近は「ポイント10倍」とか「3000円以上お買い上げで200円引きクーポン進呈」とか、お店側が色々と広告を作りますが、実際は通常の支払いと比べてどれくらいお得になっているのでしょうか。

 

日本語には「もったいない」といった言葉があり、質素倹約が美徳とされる文化があります。一説には徳川家康の時代からこの風潮が顕著になったとの話もありますので、日本人は節約が好きなのかもしれません。しかし節約をすることと、必要なものを我慢することは違います。

キャッシュレス化が進む現代で、お金の動きを把握し、自分に合った買い物をする能力は今後ますます必要となるかもしれません。

 

守屋

 


理事長あいさつ

 新型コロナウィルスが世界的に蔓延しています。その感染を防止するために、世界規模で実施されました規制の合い言葉「行くな、来るな、集まるな」。この規制の生み出した閉塞感は、これからの社会の在り方にどう影響を及ぼしてくるのでしょうか。
 いつまで続くか分からない学校の休業や登校の規制。子どもたちはどのような心理状態で対応しているのでしょうか。ひたすら家の中にとどまることのもたらす不安は、さらに増強させてはいないでしょうか。
 お母さん方に聞いてみますと、「子どもたちは、学校からの課題を必死になってやり遂げようとがんばっていますよ。」と返ってきました。子どもたちのひたむきで純粋な行動に微笑ましくさえなりました。
 「コロナうつ」という言葉をマスコミが使い始めました。まだ、表面化してはいませんが、今後、カウンセリングの必要な子どもや保護者が出てくるかもしれません。
 震災被災への対応として生まれた相馬フォロアーチームですが、ここで大きく対応の対象が広がってくると考えます。
 今後とも皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。

 

 令和2年5月

                                                                         理事長 羽根田万通