「せいで」ではなく、「だからこそ」

今日は、相双地区の小学校の卒業式でした。
毎週訪問している小さな小学校の卒業式にお邪魔しました。小さい学校の良いところは、卒業生一人ひとりにゆっくりと注目できることです。

卒業生が、将来の夢を発表していました。その多く子が、異口同音に震災でいろいろな人のお世話になった分、自分も人の役に立つ人間になりたいと言っていました。
ある子は、「美味しいものを作り人を笑顔にさせるパティシエに」また、ある子は「人の命を助ける消防士に」と。
私などは「震災があったせいで」とついつい、ネガティブに捉えてしまいますが、「震災があったからこそ」気づいたことも多くあります。将来の夢を大きな声で伝える子どもたちの凛々しい姿を見て、「震災のせいで」ではなく「震災があったからこそ」を一つでも多く増やして行きたいと、あらためて強く思いました。

小学6年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
皆様の将来に幸多かれ!!

       (吉)